秋/プテラノドン
 
昼下がりに 風はなく

すすき野原の 道をいく

老人が一人 沼の水面を

ちょい、と眺めると

さかなのかたちの 葉っぱが 

ちゃぽん、といった 

老人は去ってった 

秋だった
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