夜の電話で/和歌こゆみ
 
指をつないでも 重ねても
減らないさみしさ
1グラムほども

誰かの言葉でがんじがらめ
馬鹿馬鹿しくてわらえないよね

『ねえ・・・知ってた?
終わらない夜ってあるんだよ』

得意げな人のとなりで
いらだつココロを必死に崩して
決して見つからないように




『私なら貴方を逃がしてあげられるのに。』


『もういいよ。こっちにおいで』




貴方でもあの人でもない誰かが
そう言ってくれるまで









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