短歌と言う形式へのリスペクト/山田せばすちゃん
拉致って車で山林へ連れ込んで無理やり一発やっちゃうのはもちろん「文化」的ではなくむしろそれは完全に犯罪だけれども、外装だとか内装だとか巨大なスピーカーだとか電飾だとか、車にいろいろと金をかけてそれで街を流しながら「彼女乗っていきなよ」と声かけてドライブに誘ったお姉ちゃんを、センスのいい音楽だとか、かっこいい決め台詞だとかの手練手管を駆使した上で、山林に連れ込んでカーセックスで一発決めれば、それは「文化」の名に値する。
要は飯を食うだとか、一発やるだとかの欲望を充足するために、ある種の決められた段取りを踏むこと、段取りに拘束されることこそが「屈折」としての文化の本質なわけだ。
しかしながら、
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)