*エチュード*/かおる
 


日常に疲れ果てたさびしんぼぅの代わりの

おそらも大泣きをしてくれたのか

全てを拭い去ったようなまっさおなカンバス

キラキラの煌めきが朱や黄色の葉っぱを揺らす

公園はすっぽりスノーグローブに閉じ込められたようで

悪戯な風がさわわ ざわわと絵筆を振るうと

くるくるくるりととりどりの色が舞い

散りばめられた足下には

かさこそかさと芳ばしい落ち葉の絨毯

あおいそらの習作はひと吹きで変幻自在

軽やかな手風琴の調べを載せて

こんな日はびぃどろの置物にしちゃいたいな

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