冬が来る前に/
なるせ
窓の向こうを覗き込んで
途端にぞっとした
目には見えないなにかどうしようもなく切ないものが
庭先に歩みを進めていたから
もうすぐすべてがおわる
君が呟く
あとどれくらい経てば
世界は色を失うだろう
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