空の朱/
暗闇れもん
まだ朝早い空を見る
しんと冷えた空気をうけて
手先から足先まで肌に朝を行き渡らせる
ペダルを蹴って
まだ朝早い空の
紫の雲に朱が広がり染まるのを
日々異なる角度から瞳の奥に閉じ込めていく
この空の良さが分かって
同じく何かを閉じ込めた瞳を持つ誰かに出会い
空の朱が頬に移るまで
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