夢の続き/
落合朱美
心を占めて
君が苛立っているのがわかる
こんな夜はグラスを置いて
外に出て歩かないか
冬の空気は冷たいけれど
心にマッチの火が灯るような
そんな話をしようじゃないか
あの頃のように
君の唇から零れる
ダイヤモンドダストを見せてほしい
冬枯れの木立に
言葉のイルミネーションを飾って
そうして僕らの
尽きない夢の続きを話そう
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