ミス℃/船田 仰
正確にはどっちつかずの憂鬱が
瞑った片目の世界に落ちた
救えなかった景色はどこに沈むんだろう
底辺かける高さわる２
三角形の夢を日々積み立ててる
ぼく
天使からの手解きを享受する寒い日
カーディガンはアイボリー
ミスった天使は頭から湯気を出しつつ
『メイビー、誰が悪いんでもないだろ？』
確かになハニー、計算できなかったのは
誰のト書きでもない
いつの話かすら定かじゃない
低迷
最低限の寛容で憂鬱な湯気をふりはらう
天使は苦くは笑ってくれない
『メイビー、とってつけた忙しさだろ？』
いやメイビー、正確には、
そう
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