今日は、ここから始まる/バンブーブンバ
 
で、始めるヤツも、ほとんど。襟をただし、タバコを吸いだし、手帳を取りだし、みんな、だ・し、だ。前線は、停滞している。突破する。一気に、で、一気に、が、肝心。瞳孔はタジログ瞬間、白んじまって、通いなれたビルさえ映せず、瞬間に、ザマァミロ!って、気分はもちろん、いいときだけで。瞬間瞬間、文字通りに、知らせるものは、もっともっと早い流れと、大きな魚の群れ、は往き交う大河口。左へ進む。見慣れたビルは、すでに4階、電気は灯る。タイルのひびが交差する、その上あたりの窓ガラス、知らない男は座っている。前方のアスファルト、白いゼブラがオレを誘う。今日だ。きっと、今日が、今日だ。ゼブラをテッテッと蹴飛ばしてゆく。前線も、きっとどこかへ、飛んでゆく。



今日は、ここから始まる。



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