明日のアタシはどんな色/たにがわR
代弁するかのような口調で、話してきた。
今日は今日のはずなのに、すでに明日なのだそうだ。
話は少し複雑だ。
政府発表によると、地球の公転というは、一年、365日で一回転するのではなく、365.2422日ぐらいかかるらし。その端数をあわせて、四年に一度うるう年を設定しているのだが、さらにそれでも端数が出る。その端数はうるう秒という概念で、何年かに一度、時間をずらすことによって、調整をしていたのだが、そのうるう秒の調整が、管理を任されている学者の勘違いで、ちょっとずつ使いすぎてしまって、マイナスになってしまった。
それが既に24時間あるのだそうだ。しょうがないからどこかで一日を
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