どくはくめいたラブとレター/あまくちペルノ
そのとき もうすでに 純度がおちていてやるせないのに
それでもひとはことばをつづる。
ことばなんて こんなに豊かでなくても、
いろいろなことが 感じあえる瞬間というのはあって
ただ わたしたちがたとえばむかいあったとき、
こころとこころ しんぞうとしんぞうがかってに手をのばしあい
その手をむすんでいるのをきっとだれもが感じたことがある。
よけいなものがまじるからほんとうをさがさなきゃいけなくなる。
そんな感覚は愛にはひつようない。
?.
わたしはあなたをいつからかしってる。
しったふりしてゴメン、
でも あなたのこころのうらがわにながれるかわをみつけた。
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