pすけの色即是空/第2の地球
 

おまえにだけはそんな言葉を言われたくないと
わたしはいつも思う


わたしが pすけに初めて会ったのは 今年の冬だった
ループが「彼は帝王だ」と紹介してくれたのに相応しい
知と徳を兼ね備えた あたたかな人だった
哲学が好きで 「知りたい」と言って笑った
わたしたちは3人でよく話すようになり 
わたしは pすけもループも心の底から 大好きだった

やがてpすけには 愛する女性が出来て
その女性を尊重したpすけと 話す機会は徐々に減っていった
それでも
わたしはpすけが大切だったし
pすけもわたしを大切に思ってくれてるのも知ってた
たまに道路をすれ違うよ
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