いんぶ/
 
いくつも詩を読んでくうちに
詩なんてくそくらえと思う
飾っちゃってさ




君をもっと知るために君の陰部を見せてくれないか
君は呆れ身構えるが
そうしないと僕には君が見えないんだ

君のつるっとした表面だけを眺めて
君のよき理解者になるやつもいるかもしれないが
僕はそうじゃないんだ
君の抱えるものも見過ごし
通り過ぎてしまいそう

そう中身はもっと複雑さ
複雑に折り重なって
どろどろしている

君の陰部を見せてくれないか
ハレンチなんて君は言うけど
そうすれば僕ははじめて君を知り
僕は僕の必要性を知るんだ

そうして見てるだけじゃなくなるんだ





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