夕日に照らされたある即興劇師の顛末 /六一介
せんれつなる いまぎわの
そこ ここに ほおりだしたる て あし
ぞうもつ
じゆうなる がんきゅう
ふれる かんしょく
ひっそりとおわらせることもできない
もしもそれをのぞんだなら
それこそ いっせいいちだい
どたんばの ミス
なにぶんしゅみがわるい
今日び 山の手の きみどりに はえようなど
あすまでの しょうみきげんは
のぞむべくもない
ただ なんにんかの ふところに
ぢりとしまいこまれ
そのた おおぜいの ものの
ばんしゃくのはしで つままれ
そしてかぞえるほどもない にんげんに
きりきざまれて かんきん されるのだ
なんたる ふしょうじ!!
しょうぶ いっぱつ
とばりおりたる世界では
かーてんこーるも きたい できぬ
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