終わりのない唄 -the reverse side-(novel) /とうどうせいら
 
目を落とす。
「うん。わかった」
彼は後ろ手にドアを閉める。わたしはキッチンへと歩き出す。

おいしいコーヒーを淹れよう。これからの話を、聞くために。

フェルマータの静けさで。
わたしが充ちてゆく。




この話は、下記の作品を『彼女』の目線で書いた掌編小説です。
『彼』目線の本編はこちらです。

「終わりのない唄」umineko (自由詩)
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