余計な自意識/小太郎
 
知らないうちに大きくなりすぎていた、
僕の中の 壊れそうにないひとつの柱を
周りで飛び交う無責任な全ての意見を無視して
全力で壊しにかからなければならない

そうしないと僕が好きだったあの頃の世界は
二度と
誰の手によっても実現されることは ないだろうから

プライドという余計な自意識は
大好きなものを閉じ込めて殺すから


戻る   Point(0)