Azul .../
終
アノ階段を覚えてる?
君の表情を瞼に浮かべることが出来ずに
華奢な肩ばかり見つめていた
熱を帯びていた君の腕を取って歩いたね
いつでも笑顔でいるように
いつまでも笑顔でいるように
僕は願ってる
首に絡められた腕も
細い指先の柔らかい熱も
消えて
冷たい優しさが風を伝ってきた
君の姿が見えなくなるまで
見送り続けた日
青白い熱を帯びた君の後ろ姿を見つめることを止めた
アノ日、君は振り返った?
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