涙路/
一代 歩
噛みしめた砂に零れしひとすじの涙は見ないことにするから
震えてる広い背中が小刻みに お休みしよう強いあなたを
肩を抱くことさえできず君の部屋そっと出て行く帰路は土砂降り
雨音がかき消してるわ ためらわず、泣いていいのよ白になるまで
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