終わり方/水島
 
ぼくの終わりが
死というものではないと
思っていたいのだけれど
だとすれば ほかに
一体どんなものが
ぼくのことを
待っていてくれるのだろうか

ゴールというものは何となくあって
おぼろげに見えるそれに向かって
歩き出すには
この道はぬかるんでいて 不安定で
怖くて怖くてたまりません

不変なこの場所で
ぼくも不変に染まって
そして 老いていって
いつのまにか
終わりが来ればいいと
考えてしまう自分がいて

やるせなくて情けない

ぼくはこんな風になるために
産まれてきたなんて
思いたくないのに
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