わたしは 鏡のなか/
千波 一也
わたしは 鏡のなかで待っている
あなたを待っている
あなたは なにも知らずに
平気で 素顔を のぞかせる
わたしは みとれて 口ずさむ
月明かり が 素敵
朝陽のふところ も
広さがあって 良いかも知れない
わたしは 鏡のなかで待っている
やさしく
うた に
とらわれの 日々
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