「なじみの?、92元素」/プテラノドン
 
食事をほとんどとらない
俺の胃袋の上方で、鐘が鳴る。
すると、92からなる元素が慌てふためく。
突然、ひだひだが収縮する。凸凹めがけて
粘着質の液体がおしよせてくる。
 俺は唾を吐く。
反骨を気取った奴等に、
無難で退屈な自由に、唾を吐いた俺は
豚のように優秀な時計に気を使いながら
しずしずと食事を摂ろう。
92からなる元素は歓喜する。
間もなく銃砲があがる。煙は魂みたい


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