夜の虹と「少女」/
第2の地球
眠れない夜の少女
夜は少女に小さな嘘をつき
少女は静かに夜に眠った
次の夜
夜にかかった虹を
少女は見た
夜はいつだって蒼く永い
それだけでも
少女は良いと思ったけれど
そっと渡って
微笑んだ
名もない朝もまた
少女の息吹を待っていることを
夜は少女に告げるだろう
夜明けに虹の残像揺れて
少女はいまを生きる
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