ある15歳の経路/小林レント讃1/渡邉建志
界を彩る。53階調の世界が広がる。53枚の扇を広げるように。たぶんここにあるのも「悲しみ」、なのだろうか。「僕らが涙を 流したぶんだけ/海の水が へっていることを知って」いるから、涙は流さないけれど悲しいのだろう。悲しみが基調なのだけれど、そこにひたすらに閉じこもることはない。そこから出て行くレトリックやイメージがある。それがすきなのかもしれない。
■動物ですので http://www.rondz.com/poem/poet/5/pslg4405.html#4405 部分 これはぜひ読んできてください
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動物ですので このへんで
自分を誉めたり しちゃったりして
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