明日に捧げるポエム/ベンジャミン
いつも僕をかばってくれていた
明日よ
それでも僕はおまえを恐れて止まない
幸とか不幸とか裏表のないそのままを見せつける
それはどんなきれい事も寄せつけない
ありのままの真実として受け入れなければならない
明日よ
おまえのことを口にすると
ついつい甘い言葉ばかりがならんでしまう
けれどそんなことは関係なしに
おまえは僕を持ち上げたり落としたりする
明日よ
僕はきっと笑顔でいるほうがいい
おまえもきっと笑顔でいるほうがいいのだと
それはお世辞で言っているのではないんだよ
明日よ
だから今夜はもう眠ろう
明日よ
おまえが笑ってくれなくても
明日よ
おまえの笑顔が好きなのは変わらない
明日よ
僕が泣いても笑っても
おまえが変わるわけではないのなら
明日よ
せめて僕だけでも
明日はずっと笑っていよう
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