死/
砂木
知らされないなら
知らずにいたいのに
ちくりと さわる
さらさら あけて
とじこもった息が
風になって ぬけていくけど
逆らって
しゃがんで
丸くなった
影 の中
守られてることは
私というものに
なりたがる私も
陽射ししか 歩けない
時に
逆らえない
戻る
編
削
Point
(7)