死/砂木
 
知らされないなら
知らずにいたいのに

ちくりと さわる
さらさら あけて

とじこもった息が
風になって ぬけていくけど

逆らって
しゃがんで

丸くなった
影 の中

守られてることは

私というものに
なりたがる私も

陽射ししか 歩けない
時に

逆らえない
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