記憶/徒歩5分
 
目を閉じたら
君がいました
目を閉じたら
君の声が聞こえました
目を閉じたら
君の笑顔が見えました
目を閉じたら
君の匂いがしたのに
目を開けたら
君はもう、この世にはいなかった

馬鹿げているとわかっていたのに
あの時に戻りたいと思ったから
私は時計の針を逆方向にまわすのだ
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