1月17日/ホソミショー
 
あの日、町が消えた
大きな揺れと火事のせいで
まるで戦争でも起こったように一面瓦礫の山になった

たった たったひとつの地震で 数千人が命を落とし 数十万人が避難した
・・・そしてみんなが絶望した





だけどみんなで協力した ボランティアが集まった 救援物資を送った 
そしてみんなで手を取り合って 必死に生きようとした







あれから10年たった
あのとき小学生だった僕も、もう大人になった
でもあの時の揺れは今でもまだ覚えている


町は少しずつ復興していった
だけど心の復興はできたのだろうか?
あの日のことはみんな忘れないだろう
亡くした人たちの分までも 生きていかなきゃだめだから


今僕にできること
今あなたにできること
それは小さなことだとしても みんなですれば大きくなる
あの時思ったこと あの時感じたこと いつまでも忘れないで
そうすればきっと
人にやさしく できるはず



2005年1月17日
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