アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
 
の子、日本人なのに。で、「読めなくても 食べてほしいな」といっています。いいですね、これは今後、英語で書いた恋文で使っていきたいフレーズです。この3連目も素晴らしい。

いつか こうしてるだけで必ず
テントにかぶせてるその青のシートには芝生じゃなく
堤防の近くのと同じくらい茶色びた草が生えて来ると思うんだ

ここはちょっと僕には難解です。青のシートに芝生が生えたり、茶色びた草が生えたりするらしいんだけど、なんだかわざわざ熱い、近い会話調で「思うんだ」といわれたら、たぶんたこ焼き屋の子も困惑するのではないでしょうか。その困惑を想像させるこの4連目も素晴らしい。さてさいごです。
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