アクロバティックな午後/合耕氏の作品について/渡邉建志
 
ぱり泣くんだろうなとおもいます。かわいいですね。さて、全体の聯の構成は短い→短い→長い、短い→短い→長い、ときて、きれいです。短い部分は構文的にはすっきりしていますが、長いところは構文が多義的でした。さて最後。

隠れんぼしているうちに寂しくなるといけないから
みんな同じ服を着ていればいいかも 病気のとき専用のコスプレ術を知るのだ
素早く全員にマイクを渡すにはどうしよう、と悩み
結果ロープを使うことにして 振り回していると熱中してしまう
これだって やはり狐つき

最初の二行がどこにかかるのかが構文的には分からず、頭から読んでいる我々は、たぶんこれは著者がわれわれに呼びか
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