爾来/なかやまそう
あおいやみに
朱色と白の
まだらな金魚が
泳ぎはじめる
明け方に
病みそうな頭を
かかえ
そろそろ
限界かなと
思いつつ
浅い眠りにつき
見る夢は
疲れたときに
あらわれる
白い犬が
僕をまた
むかえに
やって来る
くるくる回る
真っ黒な空間で
雲のように
ふわふわとした
柔らかい
白い物体につかまり
洗われるココロは
浮世ただよう
夢を抱え
憂き夜ただよう
闇を抱え
ディフェンダーに
つかまり
ジェンダーに
つばを吐き
現れる
カカのゴールで
雨季をただ
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