chika/れつら
のです、
あ/
なたの胸で。
散々冷やかされたり
お/
どけて冷え/
てしまった夕方には。
あ/
なたの胸で。
泣い/
てしまおうとして、
失敗/
してそんなときにも
あ/
なたの
ウブゴエだけは
何度も生/
まれてくれるから、
わたしは何度だって
あ/
なたの名前を、
呼ぶのです。
(また
視線を無為に齧り付かせ
宿り木を焼かれた烏が一羽、待って
います
いえ、
とまって、
います
(まだ
とどまって、
とどまった
ままで、
います
(まだ
いまです
いまのまま、
いまのままなのです
(まだ
い い 、
いい
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