*☆のうた*/かおる
 
びろうどの摩天楼のイルミネーションは
そら一面の宝の地図を
まねっこしているお猿のジョージで
洪水のように瞬く人々の営み
その埋まらない孤独のうたを
窓から溢れる光は囁いている


             その灯りを消せば
             自然の恵みを直に感じ
             何億光年前の☆の物語も
             耳を澄ませば聴こえてくるのかも


        南太平洋の満天の彩りのもと
        ヤシの木を渡る風に揺られ
        ふってくる☆を数えていると
        この手
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