みずのきみへ/第2の地球
 


(みずが流れるように 単純に つながっている)

心が 気が違うほど澄んでいる
きみのいない このみずの世界は もはや 誰も音をたてない

(みずすらも 音もたてず 流れて)

世界はみずでできていると
きみは言ったけれど
わたしも みずでできているような気がするから
そのうちに 死ぬだろう

大きなみずのうねりの中を 生命はすすんでいく
二度と会えないかもしれない 
だが それでも わたしたちは 
同じみずのうねりの中を
すすんでいくことだけは どうか 覚えておいて欲しい

みずのきみ みずのきみよ 

生き急いだ25年の人生はあまりにも 早い流れだったが
それでも わたしたちは
同じみずのうねりの中を
すすんでいたことだけは わたしが みずに誓う


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