星屑ろんりねす/
本木はじめ
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機
あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる
気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ
つまり僕は僕でしかない履歴書に何も書かずに燃やしてみても
昔むかし夜空に放った懐中電灯のひかりが帰って来ない
ひかりから追放された星屑の孤独もきらきらひかるのだろう
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