光/そう
 
なんでもないことで
ペンを走らせている

愛のなかで

書ききれないものを書こうとしている

そんなにたくさんの
想いがあるわけじゃない

数えられないほど
弱く
ピンでとめておくことなどできないほど
一瞬の

想いの断片と
名前のない空気が確かに
ある

ふと空を見上げれば
そこに答えがあるように

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