悲しすぎる世界/anne
 

突き飛ばされて あざがついて
ほうっておいて
独りにして
悲しすぎる叫びが この世界にはあふれてる


ささくれだった心に 滲む紅
悲しみの美しさに惑わされて
ほんとうにきれいなものを見落とすんだ
いつのまにか 手を離してしまうんだ
そばにいたはずなのに 
振りほどいたのは 自分なのに


背中を見送ることは簡単だった
いつだって 去っていくのを見ているのは
楽だった
追いすがるよりずっと
ささくれだった心に触れて
奔る痛みから逃げてたんだ


ほうっておいたりできないよ
独りになんてしないよ


無理して取り戻した笑顔は
もう君のものじゃない
悲しみも
痛みも
教えてほしいんだ
ささくれだった心に
触れさせてほしいんだ


この世界には 悲しすぎる叫びが溢れてて
いつだって 誰かは誰かを求めてる


もう
ほうっておけないよ
独りにはしないよ
いやがられても
そばにいたいよ


少し悲しすぎるこの世界では
独りぼっちの笑顔は
あまりにも頼りないだろう?

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