空列車/
暗闇れもん
電車の窓から空をみていた
明るい日の光を浴びて雲達は気持ち良さそうに泳ぐ
真っ青な空に少しずつわたしを近づけて
雲に触れるか触れないかの間で
雲が受けた風を受けて進む
電車のドアは更なる空への扉で
わたし自身は地に一番近い雲のような気さえして
雲と風の声に励まされ
今日も仕事場に飛び立っていく
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