大好きだから/
ゆきお
大好きだから
ほんとうに好きだから
手をつなぐことも
キスすることも
なにをすることも
出来なかった
まだ君が同じ背丈だった頃
一度だけ君が泣いたあの日
そっとおもわず抱きしめた
あの君の小さな身体を
いつまでも忘れることが出来ない今も
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