線/
tonpekep
そうして朝には
ぼくはいつもどうりに
仕事にいく
やがて間違いも少しづつ
馴染んできて
気づかないくらいうっすらとなる
ありがとうという透きまから
空がみえるとき
眩しかったりする遠い風
悲しいものを線に埋める
少しだけ静寂で
(ぼくはくじけたりしない)
風の中には恐竜が棲んでいる
ティラノザウルスの足跡が
高い秋の雲に見える
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