罪木遊び/兎乃 しずる
何で怯えた目で僕を見てるの？
もしかして、怖いの？
安心してよ、痛くないよ
怖くないよ、寂しくないよ
君のほかにもあっちに逝ってるからさ
君のお父さんもお母さんも待っててくれるよ
ほら見えるだろ？
君の目にもあの安らかな死顔が
僕にまかせてさぁお逝き
積み木遊び
僕にとっては罪を積んでいく罪木遊び
罪は僕自身で
この遊びも罪
また僕はひとつ、罪を犯した
まだまだ僕は罪の木で遊びを続ける
怯えないで怖がらないで
痛がらないで恨まないで
じゃないと僕も自責の念に駆られるだろ・・・
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