大好きだから/珠李
はじめて出逢った頃は
少し近寄りがたくって
話し掛けるのに勇気がいった
話してみれば気さくな人で
歯に衣着せぬ言い方の様で
実は相手を思う優しい人で
次第に心打たれていったんだ
気づけば決まった時間 決まった場所
そうじゃなくても 連絡を取り合って
何気ない会話 とても楽しかった
二人恋人みたい
唯一つ
お互い決まった人が居なければ
最初から叶わない
だけど気づけば一番だった
離れたくない 離れなきゃ
悩めば悩むほどに
そのキツイ優しさが痛くって
長くは無い 気づいてた
月が照る夜 流星が消える一瞬
一瞬でも多く 時間を作れれば…
気づいてたよ
いつも一つを隠してた事
気づいてたよ
それが引っかかってる事を
そんな悲しい事言わないで
でも その言葉少し待ってた
俺じゃない奴に使ってくれ
いつも そんな風に思ってた
だけど何度目か分からない
衝突の後
本当に最後の言葉が飛んだ
大好きだからここでお別れ
さよなら全てが理想の人
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