「 君よ、チ玉を守れ!。 」/PULL.
三発目のライダーキックが、
不発に終わった時。
ジューの命運は尽きていた。
だが、
ここで敗北を、
認める事は出来ない。
来る金目鯛星人の襲撃を、
眼前に控えた今。
その先兵である、
右ヒラメ将軍ごときに、
敗北を喫する事は許されぬのだ!。
新必殺技、
酷電パンチを撃つ余力は、
もう残っていない。
おへそのハラータイマーは、
ひよこ色に変わり、
点滅している。
三時のおやつが近い!。
チ玉の存亡の危機が迫った、
午後三時前。
ホットーケーキのバターには、
雪印がいいだろうか?。
きゅるるぅ。
おなかが唸り
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