詩人の方程式/クリ
」
どうです、すごいでしょう。
これは「言葉とは?」と、言葉で理論するのは無駄であると言っているように、文系人は感じてしまうのです。
だいたい合っているように思っています。言葉の議論も不完全性定理も、「もっと上の次元」を必要とするという意味において。
僕は「量子論」と「不完全性定理」のベースでいくつか詩を書いています。しかし多かれ少なかれすべての詩人という人種は、
「心は、心を描くことができるのか? できないのか?」と自問自答しながらいつもいる人たちなのではないか、と信じています。
そんなとき、詩などの文芸や、他の芸術よりも、たったひとつの数式や理論が、手助けをしてくれることがあります。
そんなものにもっと出会いたいと、いくつになっても思います。
Kuri,Kipple : 2005.08.18 初出/Domin Diary
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