焦燥の『夜』/菅原 夕輝
 
時折 ふ、と 訪れる
携帯の電源を切ったみたいな
まっくらな…景色。

やり場 のない 足許 を ふらつかせては
焦って 「夢」から覚める。

−どうしようもないものを
救える術は知らない−

ダカラ少しの間
誰かに繋がれていなきゃ・

僕は 朝まで

静かな眠りに就くことが
出来ないのかも知れない
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