硝子玉の夜/なごまる
 
ポケットいっぱいのビー玉を
 本物の宝石だと思ってた

そいつは今だっておんなじさ

名前すら借り物のあの子が配る
 ガラス玉をもらいにココへ

僕はきっと優しい嘘ってやつが好きなんだ

きれいなネオンに照らされて
  少しだけ口笛をふいた

深緑色のビー玉みたいな夜に
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