雨音/
暗闇れもん
おちておちてくずれていく安らかな気持ち
しずんでふかくえぐりとって涙を流す無機質になる
雨音を聞き夜に帰る
あの日の夜に
去っていく後姿を見ても
愛してくれと泣き叫べないどこか冷めた頭で
雨音が代わりに流す涙を聞いた
いつまでたっても不器用なままで
心の根っこは幼い日のままで
ただ
愛が何かを叫び問い続けている
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