昨日の朝に/
冴
向日葵は沈んでしまった
そのことがとても悲しくて
夜に対抗してライターをつけてみたけれど
満たされずに
星が溶けてしまわないのは
きっと強い意志があるからで
部屋の明かりのように簡単につくものではないのだと
昨日の朝、気付いてしまった
夏の終わりはすぐそこに
わたしって少しだけ退化してるかも知れない
戻る
編
削
Point
(7)