観音胞子。 /すぬかんながぐつ。 
 
玄奘三蔵は あの国から 帰って来ました。
重い サンスクリット語 と漢籍の 原書を かかえて。

かの国 の王さまは 篤く 物苦しく さか下げで  イタケダカデシタ。 

其れでも 民 を 見る目はやさしく いちどでも かれに 逢った人は 

彼の事を忘れる事は出来ませんでした。

だから わたしは タブン あの人にあったのです。

コノトオイ いこくの 地で。    
  





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