∃mbryonic poEm/つきのいし.
 
詩を彫りたい
詩を愛したい
詩を飛ばしたい
詩を澄ませたい
詩を殺したい
詩を無にしたい
詩を身ごもりたい

躍動



stage.∞‘芸術家に∃する素へ’

わたしたちはもう台風の目に入ってしまった
ここから抜け出すことはできない
ふつうに生活しているヒトと同じ世界で
渦巻く透明な感性にくるまれながら
その穴から見える特殊かつ原石となる世界を見出し
それを表現していかなければならない
択ばれたものだけの落ちたソコから
わたしたちは生い止むことのない自然のように
芸術家たちよ、
想像を遥かに広して、イける屍となれ
無に向かう覚悟を以て



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