∃mbryonic poEm/つきのいし.
stage.?素‘虚室’
人じゃない
動物じゃない
植物じゃない
素粒子じゃない
音楽はない、
絵はない、
無二!
詩の存在が私を犯す
詩の存在が私を貶す
詩の存在が私を洗う
詩の存在が私をかえす
生まれた頃に、
また、死んだ先に、
私は繰り返される
二度と離れない意識の果て
精神を崩す程の力で
あなたはわたしに接触しました
泪も血も時も流れていきます
あなたはわたしを掬いました
神も愛も感じなかった私に
根を張り巡らし、臭いを嗅いで
私を元の意識に辿り着かせました。
突きます。
突きます。
突きます。
何度も
[次のページ]
戻る 編 削 Point(8)